町長ご挨拶

 2月8日執行の町長選挙におきまして、町民のみなさま方の力強いご支援をいただき、引き続き町政を担わせていただくことになりました。
 2期目の就任にあたり、ごあいさつを申し上げます。
 今回の選挙にあたり、私は「津波による犠牲者ゼロへ」「笑顔あふれる子どもたちへ」「あたたかい町づくりをめざして」「元気あふれる町へ」「快適な定住環境の町づくりへ」「未来を見据えての町づくりへ」の6つの基本目標を掲げ、町民のみなさまに町づくりへの決意を訴えてまいりました。
 改めて、第1期で掲げた公約や4年間の町政運営を検証して得た私の所信を伝えさせていただきます。

 

津波による犠牲者ゼロへ

 東日本大震災前から避難タワーの整備、震災後には松原・和田両小学校・ひまわりこども園で屋上へ避難するための外階段を設置、地区避難路の整備などを行ってまいりましたが、これまでの対策だけでは避難困難地域に在住、生活する方が避難する前や避難中に津波に巻き込まれてしまう危険があります。
 それらを回避すべく、松原郵便局裏の松林内への人工高台(築山)の整備や、必要な箇所を見極めたうえで避難タワーの整備、また、現在津波の避難場所は確保されているが津波などにより孤立する恐れがある三尾地区へのヘリコプター緊急離発着場の建設などを考えています。

 

笑顔のあふれる子どもたちへ

 地域の宝である子どもが健やかに育つためには、その環境を整えることが大切です。
 また、美浜町が今後ともに発展していくためには、美浜の子どもたちが地域を愛し主体的に地域づくりを担っていくことが必要です。
 より一層の教育環境の整備と地域を愛する心を育むようなふるさと教育を進めるために、つぎの3点を軸に教育委員会と連携を密にして、子どもの健全育成にしっかり取り組んでまいります。
・松洋中学校特別教室棟へのエアコン設置
・松洋中学校武道場の非構造部材耐震補強工事
・ふるさと教育

 

あたたかい町づくりをめざして

 高齢者の方々がいつまでも元気に暮らすことができ、豊かな感性を持続するとともに、住民一人ひとりが自分にできる範囲で「意識づくり」「場づくり」「風土づくり」に取り組み、「みんなが参加、みんなで支え合い、みんなで安心」笑顔が輝く町づくりを進めてまいります。
 高齢者の方の社会参加として、技能・技術を持つ方を後押しし、地域福祉の戦力としてや、増大している医療費の抑制と介護予防につなげていけるよう取り組んでいきたく考えています。
 また、全国的に危惧されている少子化対策は、町に於いても喫緊かつ継続的に取り組んでいかねばならない課題です。
 子ども子育て新制度の開始に伴い、今まで以上に質の高い幼児期の教育および保育を充実させることが求められており、町としては、ひまわりこども園を中心とした教育・保育および子育て支援を充実させるべく人的、物的支援を行ってまいります。

 

元気あふれる町へ

 活気ある地場産業をめざし、情報発信やつながりで支え合う産業振興を図ります。
 町の産業、特に農業、漁業では、従事者の高齢化が進み、農業では耕作放棄地が増加し、次の世代の担い手が育っていかないといったさまざまな問題を抱えています。
 農業の担い手不足、農業者の育成には「新規就農支援事業」を実施し、農業経営者に対しては生産物の高品質・低コスト化に取り組んでおり、将来への農地のあり方については、農業委員会にて農地の利用調整を中心に地域農業の振興を図るべく対策に取り組んでいただき、その支援策を検討したいと考えています。
 漁業では、三尾地区にてイセエビの増殖場造成事業を実施し、また、紀州日高漁協美浜支所関連では異常気象時における避難施設として静穏度の高い係留施設の建設に着手しており、引き続き漁獲の安定、漁業所得の安定増加に努め地域漁業の活性化に取り組んでいきます。
  商工観光では、地場産品や町のPRを新たなアイデアで発信し、各種PRイベントなどへ積極的に参加して行きたく考えています。

 

快適な定住環境の町づくりへ

 町の中心部から国道42号線に繋がる「吉原上田井線改良工事」は災害対策や緊急輸送道路として期待されており、平成30年度完成を目指して現在円滑に進捗しているところであり、御坊市街地へのアクセスとして田井13号線、和田地内の和田小池前1号線改良工事、橋の老朽化対策、美浜大橋の耐震化など、住民のみなさんの利便性が高い道路や橋梁の整備を実施してまいります。
 また、西山配水池増設、公共下水道事業の管渠工事、排水処理施設の機能強化など、上水道・下水道の整備も検討・実施を進めていきます。

 

未来を見据えての町づくりへ

 財政4指標を見る限り、美浜町は現在のところそれほど懸念する数値は出ていないものの、今後、津波・防災対策を強力に進める中では、多額の一般財源を必要とする場面が予想されます。
 今後は今まで以上に、少ない経費で最大限の成果を残せるよう、職員一人ひとりのスキルアップに努めるとともに、基幹系共同クラウドシステムに代表されるような、他市町村との事務やシステムの連携と共同化をさらに進めてまいります。
 また、公共施設等総合管理計画や固定資産台帳の整備を進め、公共施設の適切なあり方を検討し、消滅する自治体とならないよう、未来を見据えた町づくりに取り組んでまいります。


 私が1期目の町長就任1週間後に、東日本大震災が発生し、大津波という自然の猛威が多くの方々の生命・財産を一瞬にして奪い去りました。
 それまでにも防災対策に力を入れてきていましたが、想像を遥かに超える被害を目の当たりにし、町民の命を守ることが自分の大きな使命のひとつだとの認識を更に強め、この4年間は安心・安全な町づくりに取り組んでまいりました。
 私には、みなさんが元気で安心して暮らせるように努める責務があります。
 今後とも全身全霊をかけて行政運営に取り組んでまいりますので、温かいご支援・ご協力を心からお願い申しあげます。

 

美浜町長 森下 誠史

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